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    2021年3月8日

    わいわいアートセラピー教室の5月~9月の活動予定

    アートワークセラピスト暁が指導するわいわいアリスのアートセラピー教室(横浜市長津田駅から徒歩3分)からの案内です。

    2015年の5月から9月までのアートセラピー教室の活動予定をHPに載せました。

     

     

    アトリエあかつき

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    2015年4月28日

    アートセラピーで、親子の心の扉が開いた瞬間。

    わいわいアートセラピー講師である、暁(あかつき)の息子が3歳位のころ、親子のコミュニケーションがうまく取れず、育児に悩んでおりました。息子は言葉が遅く、自分の気持ちを伝えられない、そんなイライラからなのでしょうか、24時間、寝言でも怒っているような日々でした。
    公の場で、我が子が怒っているのを見ると、いたたまれず、親子で無人島に逃げたい!なんて思った時もありました。

    私は、幼稚園での絵画講師や、専門学校でのデザイン講師など、人ととのふれあいが好きで、子育ても待ち望んでいました。学生時代は、玩具の実演販売で、あまりにも売上が良く、どうしたら子供心を掴めるのか、なんていう社員研修ビデオの取材を受けたこともありました。

    他の子どもには人気があるのに、我が子には何故こんなにも人気がないのか(笑)
    袋小路に入ったように追い詰められていきました。
    その頃、ジュエリーデザインの仕事をしており、その関係の資格を探していた折りにふと目に入った
    『チャイルドセラピスト』の文字。

    今、最優先はこれだ!と閃きました。発達心理学、アートセラピー、箱庭療法、音楽療法、など総合的に学べる講座の初回授業がアートセラピーでした。

    『自分の感情を絵にしてみる』という課題。

    母は、一日の99%を占めている『イライラ』と、たまにやってくる『嬉しい』という感情を絵にしてみました。


    ①99%の感情『イライラ』
    息子の伝えたいオレンジ色の気持ちを正確に捉えられず、
    違う色(薄い黄色)で受け止めてしまうことにより、すれ違い、双方の苛立ちが
    ビリビリと放電されている状態。
    英語では『ゆでたまごの殻を敷き詰めた部屋を歩くよう』という表現があるそうですが、
    正にそんな感覚でした。


    ②1%の感情『嬉しい』
    息子の感情と、母の感情がピタリと重なった時には、
    心が光り輝き、木漏れ日のような温かさが満ちる。
    この1%の感情があると、育児の大変さを嬉しさが凌駕する。

    『この嬉しい1%があると、育児の大変さがチャラになるから、育児ってずるいですよね』なんて話しておりました。
    モヤモヤした自分の気持ちを視覚化すると、心が整理され、スッキリデトックスされた気分でした。

    帰宅後、息子に2枚の絵を見せると…

    一枚目の絵を『キライッ』と放り投げ(!)、
    二枚目を指差した後、床にコロンと転がり膝を抱え丸くなりました。
    その後、母の洋服、チュニックの中にごそごそと潜り込み

    『ママのお腹の中』と言いました。

    何故、そんなボキャブラリーがあったのか、今でも謎です。

    そして、その時を境に、息子は怒った時には、母の服にもぐりこんだり、ハグしてあげることで、落ち着き、感情が穏やかになっていきました。
    その日までは、息子は、手をつないだり、ハグすることをあまり好んではいなかったので、驚きの変化でした。
    たまねぎの薄皮を剥いていくように、イライラが徐々に減り、
    お互いを信じて待てる様になったことで、
    親子のコミュニケーションもスムーズになっていきました。

    二枚目の絵を見せた時が、何百回、耳から言い聞かせても伝わらなかった、
    『母は息子をを愛している』
    ということが、アートによって伝わった瞬間だったのかもしれません。
    百聞は一見にしかず。

    子どもには『理解のしやすさ』に個性があります。
    聴覚優位の子、視覚優位の子。

    息子の場合は、その後内斜視が判明し、視力の悪さにより、聴覚過敏が促進され、聴覚だけの指示は通りにくいのではないか、ということがわかりました。耳が良過ぎて環境音まで全て拾ってしまうのですね。

    幼稚園などでは、一日のスケジュールを視覚から理解できる様に、絵のマグネット時間割を作ったり、片付ける場所に、ものの写真を貼ったりすることで、行動の見通しが経つ様になり、落ち着く様になりました。
    次に何をするのかがわかる、不安を取り除き、自信につながるのですよね。

    アートの底力を実感した出来事であり、この奇跡のような瞬間から育児が楽しいものとなりました。
    子どもに寄って、何がコミュニケーションの突破口となるかは、それぞれです。
    日常のコミュニケーションで、何か、歯車が合っていない、という方には、
    アートという選択肢も試してみて欲しいです。

    我が家の場合は、アートが親子の心の扉を開くきっかけでした。
    子どもが変わった!と思っていたのですが、
    数年経った今思うことは、何よりも、母であるわたくしの受け止め方が変わったのだということ。
    発達心理を学ぶことにより、
    子どもの行動の裏には、何かわけがある。待ってみよう、探ってみようと。
    親にとってのアートセラピー体験での心の安らぎも、わいわいアートセラピーの目指すところです。

    電話をかけながら、ぐるぐる落描きしたことはありませんか?
    人は皆、幼い頃は、ぐるぐると落描きするのが大好きです。
    しかし、周りからの評価が入ってくると、絵が嫌いになる人が多くなります。

    わいわいアートセラピーワークショップでは、誰もが幼い頃好きだった、色と遊ぶ、グルグル手を動かす。
    そんなささやかで楽しい気持ちを思い出し、素直に心の中を映し出して頂きます。
    嬉しい色は、グルグルたくさん豊かに塗って、気持ちよく!
    モヤモヤをはモヤモヤのままグルグルして、すっきりする!そんなデトックスの作用を願っています。
    アートで癒されましょう!

     

     

    2015年2月25日